旬の特集
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文書作成日:2021/01/25


 医療費控除における医療費とは、診療費・薬代・入院費などを差します。ここでは、判断に迷いよくお問合せいただく費用などをまとめました。




[相談]
 私は、先日、新型コロナウイルス感染症のPCR検査を受けましたが、この検査費用は確定申告において医療費控除の対象となりますか。

[回答]
 医師等の判断によりPCR検査を受けた場合には医療費控除の対象となります。
 自己の判断で受けた場合には対象になりません。但し、結果が「陽性」で、引き続き治療を行った場合には、医療費控除の対象となります。

 医療費控除の対象となる医療費は、

  1. 医師等による診療や治療のために支払った費用
  2. 治療や療養に必要な医薬品の購入費用
 などとされています(所得税法73条2項、所得税法施行令207条1項)。




[相談]
 私は、新型コロナウイルス感染症を予防するために、マスクを購入しましたが、この購入費用は、確定申告において医療費控除の対象となりますか。

[回答]
 医療費控除の対象になりません。

 医療費控除の対象となる医療費は、
  1. 医師等による診療や治療のために支払った費用
  2. 治療や療養に必要な医薬品の購入費用
などとされています(所得税法73条2項、所得税法施行令207条1項)。
 ご質問のマスクについては、病気の感染予防を目的に着用するものであり、その購入費用はこれら1、2のいずれの費用にも該当しないため、医療費控除の対象となりません。




[相談]
 通院のため自家用車を使用しています。通院のためのガソリン代や駐車場代は、医療費控除の対象となりますか?

[回答]
 対象とはなりません。

 病院、診療所又は助産所へ収容されるための人的役務の提供の対価のうち、その病状その他一定の状況に応じて一般的に支出される水準を著しく超えない部分の金額は、医療費の範囲として、医療費控除の対象となります。また、この場合の人的役務の提供の対価は、一般的に公共交通機関を指しています。

 今回のご相談の場合におけるガソリン代や駐車場代は、通院するための人的役務の対価ではありませんので、自家用車でのガソリン代や駐車場代は、医療費控除の対象とはなりません。




[相談]
 陣痛がおこったのですが、家に誰もおらず、タクシーを手配して病院へ行きました。このときに陣痛が激しかったので高速も使用しました。このタクシー代や高速代は、医療費控除の対象となりますか?

[回答]
 対象となります。

 病院、診療所又は助産所へ収容されるための人的役務の提供の対価のうち、その病状その他一定の状況に応じて一般的に支出される水準を著しく超えない部分の金額は、医療費の範囲として、医療費控除の対象となります。
 今回のご相談の場合は、急を要しており、かつ、公共交通機関を利用できる病状ではなかったことから、タクシー代及び高速代について医療費控除の対象となります。
 また、今回のご相談にあるような急病によるタクシーの利用のほか、通院する病院等の近隣に公共交通機関がないためにタクシーを利用せざるを得ない状況にある場合に利用するタクシー代についても、医療費控除の対象となります。
 ただし、たとえば電車やバスがあるにも関わらず、待つのが面倒だからという理由でタクシーを利用する場合などの、一般的なタクシー利用の場合には、そのタクシー代は医療費控除の対象とはなりません。




[相談]
 大部屋だと同室の人とのプライバシーが保たれず、また狭いので個室に移動しました。この個室利用料金は、医療費控除の対象となりますか?

[回答]
 対象とはなりません。

 ご質問にあるいわゆる差額ベッド料金のほか医療用器具等の購入代金については、医師等の診療等を受けるために直接必要なもので、かつ、通常必要なものに限り、医療費控除の対象とされます。
 したがって、ご質問の場合は、自己の気分のみで個室に移動しただけであり、病状のためや病院の都合で個室を使用するわけではありませんので、医療費控除の対象とはなりません。


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